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イヌリンで中性脂肪値が下がる?!

 

イヌリンとは水溶性食物繊維の一種です。
食物繊維は人の消化酵素では消化されずにそのまま胃腸に一定時間留まり、
排出されるまでの間に体内に様々な良い影響を及ぼします。

 

不溶性と水溶性の2種類があり、それぞれ働きが異なります。
それぞれの働きについて見てみましょう。

 

不溶性食物繊維

不溶性食物繊維はその名の通り水に溶けない食物繊維で、
胃腸で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して便通を促進します。

 

体にとって有害な成分を一緒に排出してくれるデトックス効果があります。
不溶性食物繊維は豆類やおからやきのこ、大根などに含まれています。

 

水溶性食物繊維

イヌリンは水溶性食物繊維に該当します。
水溶性食物繊維は水に溶けてゲル状に変化し、腸内に長くとどまります。
その際に糖類の消化吸収を穏やかにして血糖値の上昇を防ぎ、脂肪を吸着して一緒に排出してくれます。
さらに、腸内の善玉菌のエサとなり腸内環境を整える効果も。
水溶性食物繊維は、芋類やゴボウ、アボカドなどに多く含まれています。

 

「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、
成人の食物繊維の摂取の目標量は男性では20g以上、女性では18g以上です。
摂取する際は、どちらかに偏るのではなく、不溶性:水溶性を2:1くらいの割合で取ることが望ましいとされています。

 

また、食物の中にはどちらかの食物繊維でなく両方含まれるものもあります。
一般的な食事では不足しがちなので、いろいろな食品から積極的にとる必要がある成分の1つが食物繊維なのです。

天然のインスリンと呼ばれるイヌリン

 

イヌリンは食物繊維に分類されていますが、難消化性多糖類と呼ばれるものの一種です。

 

果糖が30個ほどつながった最後尾にブドウ糖がついた構造となっています。
「糖」と言っても、実は人間の体にはイヌリンを分解できる酵素がなく、
「難消化性」という名が示す通り、イヌリンを摂取しても消化されずにそのまま排出されます。

 

イヌリンは排出までの間に、水溶性食物繊維の特徴から水に溶けてゲル状になって胃腸の中に長くとどまり、
腸からの糖分の吸収を緩やかにしてインスリンの分泌を抑えることができます。

 

このことからイヌリンは天然のインスリンとも呼ばれていますが、
これはイヌリンが直接的に血糖値を下げる働きをするわけではなく、
イヌリンを摂取することで満腹感を得るために食事の全体の糖質量を抑えることができ、
結果的にインスリンの分泌量を節約することができることから来ています。

 

イヌリンの中性脂肪低下作用

血中の中性脂肪について

血液中にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類の脂質が溶け込んでいます。
このうち中性脂肪とコレステロールが脂質異常症の原因となります。

 

これらの脂質が血液中に増加すると、始めは自覚症状がないものの
動脈の壁が厚く固くなり動脈硬化などの生活習慣病のリスクを高まるのです。

 

中性脂肪は食事に含まれる脂肪分と、肝臓や脂肪組織、
乳腺で合成された脂肪酸が合成されてできるものと2種類があります。

 

イヌリンの中性脂肪抑制効果について

イヌリンは腸の中で水溶性食物繊維として働く際に、
一緒に取った食事の糖分や脂肪を絡めとって体外に排出する作用があります。
そのため、イヌリンが胃腸の中にあることで吸収される脂肪の量を減らす働きがあります。

 

イヌリンの血中の中性脂肪の低下についてはその有効性が証明された研究がいくつもあります。

 

例えば、9 gのイヌリンを含んだシリアルを4週間摂取したところ、血清総コレステロールおよび中性脂肪が減少しただけでなく、腸内環境も改善したという報告(1999年、イタリアミラノ大学食品科学微生物学科)や、イヌリンを豊富に含むキクイモを摂取することによって中性脂肪が高い人ほど減少率が高いという結果を得ている実験(西新宿プラザクリニック)などがあります。
また、後者はいわゆるメタボ改善を目指して行った実験であり、中性脂肪だけでなく、血圧・体重・腹囲、コレステロール値、血糖値なども有意に減少傾向が見られたという報告がされています。

 

イヌリンの効果的な摂取方法と副作用について

イヌリンはキクイモ、タンポポ、ごぼう、チコリなどに多く含まれているので、積極的にこれらの食物を取ることで摂取できます。
中でもキクイモのイヌリンの含有量は生の状態では13〜20%、乾燥粉末では60%近くとずば抜けています。

 

また、イヌリンのサプリメントや粉末なども最近は発売され、健康志向の高い人や糖尿病患者の方に人気があります。

 

イヌリンは食物繊維のため摂取量については定めがありませんが、
副作用としては、大量に取りすぎると胃腸にガスがたまったり、お腹が張ったり、胃痙攣を起こしたりすることがあります。
また、人によってはアレルギーが出てしまう場合があります。まずは少量から摂取を始めましょう。

 

まとめ

イヌリンが中性脂肪に対して及ぼす作用については、様々な実験や考察がされていますが、
現在のところ公的に認められたものは実はありません。

 

しかし、実際に糖尿病やメタボ対策、ダイエットに効果を得ているという実験結果や報告もありますので、万人向けではありませんが、もし自分の体質に合えば非常に有効に作用するようです。

 

もし現在中性脂肪の数値に悩んでいるのであれば、一度試してみる価値のある成分と言えそうです。

 

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